形のない形(設定など)

.紹介文自ら望んで手足の切断を望む身体完全同一性障害の青年とその恋人の話。グロテスクな表現はありませんが、特殊な嗜好ですのでご注意ください。

.おぼえがき銀次は変わらないがのが救いではあるが、身体完全同一性障害を認めず、言い合う。忍、

モデルをやめ、しばらくすると、アンプティモデルをプロデュースするエージェントから連絡が入る。慶嗣がアンプティになったのを風の噂で聞いてモデルのならないかという話。新しい仕事をする慶嗣。その中に、障碍者に萌える女子がいて云い寄られる?

左腕を切断したところが細くなりはじめたのでトレーニングを始める。

隆弥との関係にも変化が生まれる? 以前にも増して気をつかうようになる隆弥に普通に接してくれと思う慶嗣。ゲイは病気ではないのだから、身体完全同一性障害も病気ではないのかもしれないという。

プライベートフォトを撮りつづけている隆弥。「写真は魂を閉じ込めるいたいなものだ」「ずっと、この紙に写るような関係であればいいと思いながら撮っている」

親は出す?→出す。親は思いの外、深刻そうではない。昔から奔放にしている慶嗣を見守ってきたという。

障碍者になることによって見えてきたもの、本当の自分になって得たもの失ったもの。普通の生活が普通に続いていくことを望むモノローグで終わったりするといいかも??

整形と身体完全同一性障害の違い。自殺すら禁じられていない日本の生命倫理。

.時系列サンミゲル教会前での出逢い帰国後つきあいが始まる1年後同居慶嗣、左腕切断、入院、退院

.設定..西雲 慶嗣(さいうん けいし) キリッとした感じの二枚目。185・75(34)。25歳。東京出身。趣味、散歩。 カメラを持った男性に魅力(フェチズム)を感じそれが高じて19の頃から雑誌のモデルをしていたが、撮影先で隆弥と出逢う。恋人同志に。 身体完全同一性障害を持ち、自ら望んで左腕を切断するために故意に壊死させ外科的な切断を行い、アンプティーとなる。 その体験を書いたのがこの作品という劇中作品というのもいいかもしれない。

..浅野 隆弥(あさの たかや) 共立共済会 森山病院勤務。外科医。顎鬚が特徴、185cm、79kg。靴のサイズ37。35歳。 旅先で恵嗣に出会い一目惚れ。慶嗣のプライベートフォトを撮るのが趣味。慶嗣の四肢切断願望が理解できないが否定もしない。 基本的には穏やかな性格だが、気を許した相手には多少暴力的になる面もある。 一度見たものを忘れない能力がある。

..甘利 一(あまりはじめ) 隆弥の友人。175cm、68kg。35歳。市役所社会福祉課勤務。

..中兼久 銀次(なかがねくぎんじ) 176・55。25歳。東京出身。美容師。慶嗣の高校時代からの親友。鬱陶しいくらい慶嗣が大好き。チャラ男風茶髪。オネエ口調。 オネエ言葉は成人してから。男言葉の乱暴なところが嫌いで使い始めた。普通に女の子が好き。 隆弥に対しては本音をずばずばと言う。隆弥も銀次の口調が

..北丸 忍(きたまる しのぶ) 175・64。25歳。東京出身。医療機器会社営業。慶嗣の高校時代からの友人。いたって真面目。新婚。本人曰く流れに逆らう度胸がないだけ。趣味はドライブ。

.喜吉 英信(きよし ひでのぶ) 慶嗣の所属するモデル事務所のマネージャ。真面目な風情だがアイドルオタクで、少々メタボ気味。仕事は有能。36歳。妻子あり。関西圏出身。

.佐藤 栄(さとう さかえ)アンプティモデルをプロデュースするフィールシーズのエージェント。アメリカを拠点とするエージェントの日本担当。小さいオフィスを切り盛りする敏腕。

.山下 美樹(やました みき)新しい仕事で知り合った女性。身体障碍を持つ慶嗣に魅力を感じ、なにかとかまってくる。

.没パート(順不同)だが、さらなる欲求が恵嗣の中を駆けめぐってはいたが、今はそれをなんとか押しとどめていた。それはもしかしたら未練であったのかもしれないし、恐れでもあったかもしれない。

 そういう出会いがあって、1年後、恵嗣はモデル業やめ、隆弥の住むサンフランシスコのアパートメントへ移り住んだ。急勾配の坂の街、シリコンバレー、ゴールデンゲートブリッジなどを擁するサンフランシスコ。

1 ファミリードクター

和製英語としてホームドクターとも言う。かかりつけ医。アメリカでは分業医療が発達しているので患者が専門医に直接診察を受けず、まず広範囲な医学知識を有するファミリードクターに連絡し病状を見極めてから必要であれば専門医を紹介することが一般的。

 八時間前といえば、受け持ち患者の膵臓癌摘出オペを行っている最中だ。そういえば、慶嗣にオペのある日は連絡が直接付かないことを伝えていた。もしかするとそれを見越して……。いや、それはとりあえず後だと隆弥は思いなおす。

 はだけた上半身から伸びる左腕は、包帯で処置された慶嗣の 隆弥はその左手の「触っていいか?」

 お前にいらない知識を与えたのは俺だしな。

 楽しいときの友人というものは本当に有り難いものだ。でも、不幸なこと悲しいことはなるべく友人には伝えたくはない。どうしても心配をかけてしまうから。

(元々気遣いの人だったが、俺がこうなってから、気遣い方が変わったような気がする。)

 その経緯はどうあれ、身体障碍者になり、障害認定もされ、障害年金の対象にもなるだろう。しかし慶嗣の場合、普通の―――と表現していいのかわからないが―――身体障碍者と異なり、これが健常な状態なのだろうと思う。

.使うつもりで途中で止まってる。6で使うつもりだったはず「今は、仕事のことよりも、この

.どこかで使えないか ミロのヴィーナスは完全な美しさを備えていないからこそ美しいと思うように、欠損は想像をかき立てる。足りない心、足りない思い、足りない思考……それらを想像する楽しみと同じように

お弁当の端に付いてる漬け物っていかにもつけました感ありありで、なんか寂しくなるんだよね。

.喜義とのやりとり「西雲君、事情はお医者さんから訊いたけど、まさかこんなことになるとは」

 でも手足は確かに自分の意志で無くしてしまったが、この仕事が嫌になったわけではないから、この仕事を自分から辞めるのは嫌で、仕事を辞めることはせずに強行に及んでしまったが、この体では仕事を続けていくのは無理だろう。

 医者と女性看護師が付き合ったり、結婚したり 俺もMR